【書評】 ぼくは明日、昨日のきみとデートする 七月隆文
2015年「10~20代女性が読んだ文庫本」第一位
2016年12年映画化
七月隆文としてブレイクした作品
舞台は京都の大学の多い地域だ。
三条や出町柳、叡山電車、鴨川などの単語に親近感を覚える人なら、是非読んでみて
ほしい。懐かしい思いを感じられるだろう。
こういった細かい単語・地元トーク的なものが出てくる小説は、著者がその辺りで長
く生活をしており思い入れがある場合が多い。七月さんも例にもれず、出身大学が京
都精華大学であった。
「Astral」という作品がデビュー作で、それからライトノベル含め多くの作品を執筆
している。今田隆文としてデビューし、一年後に現在の七月隆文として活動してい
る。今作までは知名度の高い作品はなかったが、今作口コミを中心に(読書メーター
や書店員オススメなどの影響か)広がり、100万部を突破するに至った。
映画化や漫画化もされているので、興味のある方はぜひ。
内容はもちろん、がっつりとした感動系の恋愛もの。
タイトルで内容が想像できる人は出来るだろうけれど、最近感動できていない、とき
めいていない、、という人は読むと良いのでは。