【書評】 本音で生きる 堀江貴文
特徴
オリコン2016年上半期“本”ランキング「新書部門」一位
2015年12月15日 初版第一刷
あらすじ
以下の章展開を基に、あるがままに生きることについての考えが記されている。
序章 なぜ、本音で生きられないのか
1章 言い訳をやめる
2章 バランスをとるな!
3章 本音で生きられない理由は「自意識」と「プライド」である
4章 すべてを最適化せよ
5章 本音で生きるために必要なこと
堀江氏の数多い書籍
堀江氏はライブドア時代から書籍を積極的に出版している。2003年の「100億稼ぐ仕事術」が著書では一番古い。
堀江氏は、自身の仕事の時間の確保のために、「外注」を積極的に活用する。
例えば、家事代行やタクシー、外食のことを指す。
また、書籍の中で触れられているが、本を執筆する際にもプロに依頼しているそうだ。自身が文を書くテクニックを身につけるより、餅は餅屋という発想だろう。
それが忙しい中で数多くの書籍を出版できるタネである。
”起業”に限らない、普遍的な内容
堀江氏の書籍は”起業のススメ”的な色を帯びている。この本も例に漏れないが、割と普遍的な悩みに対して、という方向に歩み寄っている感じはある。
高すぎるプライドは持たない、出来ない言い訳は探さない、無駄を省く、寝る時間を確保することは時間の節約である、etc... 割と、起業に留まらず、日々を過ごしやすくするためにはどうすれば良いのか、という内容で読める。
思考の深さも深いので、考え方のベクトルが同じであっても「ああ、そういう手段もあったのか」という気づきも与えてくれるだろう。
少し極端な部分もあるが、何度か読み直したいと思える本。